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はこしき終演、ありがとうございました!
こんにちは、バース・ギルド役をさせて頂いた制作部2回生の真砂金之助です!
 数日前、遂に自分たちが作り上げてきた『 はこしき』の舞台が終演しました。今まで劇団の中心になっていた3回生の先輩方が引退ということで、今公演は1・2回生が中心となって壮大なSFの世界観を作り上げました。前回公演『 落涙サーカス』は約30名の劇団員で製作したのに対し、今公演『 はこしき』はなんと14名の公演参加者で隅から隅まで作り上げました。舞台上で戦車が作り出す構想を聞いた時、全身に鳥肌が経つ感覚は今でも忘れられません。
 
 そんな1・2回生だけで作り上げた『 はこしき』の舞台ですが、当然完成するまでに多くの問題や壁が存在しました。自分としても、脚本と向かい合う上で多くのことに悩みました。
 自分の今まで経験した役は、ペア役のいない1人で成立する役が多かったので、役として登場人物と会話する難しさ・壁を大きく感じました。今までは、         
 「失敗したら自分のせい、後から自分が今のミスを取り返せるはずだ。」
 と考えていました。しかし、
『今の役は主人公であり、1つのミスはステージの完成度にそのまま直結してしまう。』
 とばかり考えてしまったことにより、稽古や本番で起こってしまったミスを引きずる事が多くなってしまいした。
 もちろん、ミスをしない状況・環境作りは大切だと思います。しかし、ミスを恐れる・引きずる思考・行為は、短所を目立たせ長所を隠してしまっていたのだと思います。
 
実際、ステージの中で本当に満足の行く演技を見せることが出来たのは、5st(ステージの略)目だけだったと思っています。そのステージまでは何度もミスがあり、その雰囲気が続き、テンポが悪くなるといった負の循環があったと思っています。
 
 ここからは少し汚い話になります。
 4st目が終わり、5st目が始まるまで楽屋で準備をしていた自分は、強い胸焼けの様なものを感じました。緊張・疲労等もあり、1度吐いてしまえば楽になると考え、トイレに向かいました。何度も何度も嗚咽を繰り返し、しばらくの時間が経ちました。
 しかし、僕の胃からは何も出ていませんでした。
どうしてあんなに苦しかったのに何も出てこなかったのか?少し考えた後、答えはすぐに出ました。答えは簡単でした。「重く捉えすぎ」だったのだと。稽古や本番でのミスを重く捉え、責任感を過剰に感じるあまり、悪い意味で緊張していたのでした。それを感じ取った僕は思わず笑ってしまいました。
 「自分はこんなに緊張しやすいタイプだったのか。」と考えると、一周回って面白くなってしまったのです。肩の力を抜き、ありのままの自分で舞台に行こう。失敗した時は頼れる舞台上の仲間たちを頼れば良いじゃないか。とようやく前向きに考えることが出来ました。
 そこからの5st目はあっという間に終わりました。日頃では無かったようなミスも多く、自分もオープニングから今まで無かったようなミスがありました。しかし、度々起こるミスが全て霧散していくような程、5st目はテンポ・空気感が快調で、演技に心の底から集中出来たように思います。
 物語終盤からは、世界観にスッキリするほど号泣してしまいました。元々泣き虫とはいえ、あれほどスムーズ・純粋に出てくる涙は初めてでした。
 その上で、カーテンコール時の達成感・『はこしき』を作り上げた仲間たちへの感謝を考えた時の心の内から溢れ出る涙は、それまでの失敗があった分熱く流れていきました。
僕にとって今公演『はこしき』は自分を今まで以上に成長させてくれる物となりました。
 自分が如何に不器用で、人に頼らなければならないのか。
 自分が如何に責任感を重く捉え、背負おうとしていたのか。
 自分が如何に人を信じようとするまでに時間が掛かっていたのか。
 
そして、
 周りがどれだけ舞台上の役者の為に動いてくれているのか。
 周りがどれほど頼れる仲間に囲まれていたのか。
 周りの仲間を頼る事で、どれだけ実力以上の力を出すことが出来るのか。
 
こんな当たり前なことではありますが、知ることが出来ました。
今公演を終えて、自分は上記に加えてあることを感じました。
それは、実力不足です。言葉にするのは簡単ですが、この感情を伝えるのはこの言葉が1番似合っていると思います。
5st目まで実力を十分に発揮する事が出来なかったことに関しては、今でも残念です。その為、自分は今以上に実力を付けるために様々な舞台を見て再出発したいと思いました。
その期間はどれだけ長くなるかは正直予想も付かないですし、何なら来週には終わっているかもしれません。しかし、
「今の自分のままではダメだ。もっと成長することが出来る。」
とどうしても感じてしまいます。
その為、自分が満足出来る姿になれるよう、次に小ホールの舞台で経つ時には、今より成長した姿を見せたいと考えています。
次の舞台では、今よりも心身共に成長し、大きくなって帰って来ようと思います!
改めて.......
劇団月光斜2019年度プロデュース公演『はこしき』
に御来場頂き、誠にありがとうございました!
真砂金之助でした!
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