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紫杯
こんにちは。にかいせいの葛西木槿です。『空雲の白雪姫』無事終演致しました。来てくださった方々、ありがとうございました。今公演をもちまして葛西木槿は劇団月光斜での活動を休止致します。どうやら月光斜は僕の速度に追い付けなかったようだからです。何にせよ、先輩、同期、後輩、お客様、お世話になりました。月光斜という摩擦は、必要な摩擦の一つでした。摩擦を越え僕は速度を上げます。次の摩擦とたたかうために速度を上げます。人間は速さだけで生きているとは言えないでしょう。速さに抗う強烈な摩擦とそこで削れた車輪、線路から張り付いた鉄と火花が意味と刺激。


かもしれない。


たぶん。









別に考えて書いてるわけではないです。てきとう公演日誌。

そもそも僕は全部嘘“かもしれない”と考えて生きている。ていうか多分嘘だろう。おおきく意味を持つものはおおきく影を落とす。


演劇はその影に肩まで浸かってやるものだとおもう。残っているのは頭だけ。楽しいですね。そして何より空っぽですね。どんな演劇も、行き着くは空虚にみえる。空虚を見つめる演劇は空虚だ。空虚さを笑うような楽しい演劇も、結局空虚だ。残るものがなにもない人生を、かたどっているのだからそれは空虚だ。これは見方の問題で、たのしくみたらたのしいんです。どうぞ。

でも僕は、結局空虚よりも初めから空虚のほうが良い。形のない黒を知ってやっているほうが良い。暗闇は、人間の感覚を人間のなかに留めない。無限の感覚。それを知ってか知らずかその違い。


と、いまのぼくの浅はかな考えでおもうから



でも楽しかった月光斜
だから言葉を残すだけ。


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