駆け抜けろ！ポラリス！

１ヶ月とはあっという間ですね。こんなに短いのか、と。
終わってほしくないとつい願ってしまいますが、始まりがあれば終わりがある……それは常なんですね。困ったものです。

今日は、今回演出を勤めさせていただきました海野あなごです。
2016年度夏公演『ポラリス』は無事全ステージを終えました。こうして無事に終わることができたのも、たくさんの方々のご協力やご声援あってのものです。本当に、ありがとうございました。


今公演は多くの新たな団員たちを迎えての公演だったのですが、彼らの元気さ、フレッシュさに圧倒される日々でした。
若さ、自由さ。ふと、車掌長の台詞を思い出します。「若さは自由だ」
「歳を重ねると多くのしがらみに縛られることになるからね」
私が書いた台詞なんですけどね笑
新人アルルッカを新入団員と見立てたとき、車掌長はきっと私たち３回生なんです。(イータデネボラは２回生諸君ですかね。)
立場やルールを未だ獲得していない彼らは、すべてに於いて自由な発想を編み出してくれます。もはや立場や責任感と言ったものに少なからず縛られる私たちからしてみれば、とても新鮮なことばかりで。
素敵ですね。とても。ここに彼らのフレッシュさを痛感するのです。

私もいつの間にやら３回生です。
あと２公演で引退と思うと、時の流れはあっという間でした。それこそ、流れ星の見える長さ程に。
今後を担ってくれるのは、新たな団員たちです。
是非今後とも、月光斜をよろしくお願い致します。

そして、見に来てくださったすべての方へ。
『ポラリス』はここで幕を閉じますが、どうか皆様のなかで、思い出が化石になりますように。

ありがとうございました。
演出  海野あなご