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どこかで日が昇る
こんにちは、宣伝美術部・Web班の九尾禅十郎です。
寒さが日に日に厳しくなり、炬燵が恋しくなる季節となりました。立命館大学に入学し、劇団月光斜に入団して3年の月日が経ちました。時間の流れとは本当に早いもので、僕たち3回生は今公演『落涙サーカス』をもって引退することとなります。この冬公演まで僕たち3回生を支えていただいた皆様方、誠にありがとうございます。
僕は公演に参加すると決めたときにいつも、その公演での目標を定めることにしています。そして今回の目標として、自分の胸に刻んだことが、後輩に対して先輩の在り方を見せるということです。僕は口下手で、「今後はこういう風にやっていけばいいだよ。」と言ったとしても、そのことが伝わりきるとは思えないし、もし伝わったとしてもそのことが臨機応変に対応できることに繋がるとも思えません。それでも何か後輩のこれからに繋がることを僕が残せるとすれば、打ち込む姿勢を見せることだと考えました。だからこその今回の目標です。
話は少し変わりますが、今回携わった広報として、フライヤー(A6サイズの広報物)と、webの特設ページがあります。その中でもフライヤーに特に当てはまることなのですが、僕は広報物を一から創り出すときに一番に重視することがあります。直感的な情報の伝わりやすさということです。最初にどこへ視線を向けて欲しいのか、印象に残って欲しい所はどこなのか。数多くのことを、受け取り手の気持ちになり考えます。このことを踏まえた、僕自身の3年間の集大成となるものが、一つの形となったのではないかと考えています。フライヤーを受け取られた皆様に、よりわかりやすく情報が伝わっていれば幸いです。
僕たちが引退することで、後輩たちは一段上へと足を進めることになります。このことにより、大なり小なり月光斜という団体に変化がもたらされます。それは良い変化にも、悪い変化にもなり得るでしょう。ただ何かがあったとしても公演を打ち続ける限り、月光斜という劇団は存在し続けます。4年という単位で移り変わる流動的な団体です。たった4年間、大学生でいられる48ヶ月の間で直向きに努力し、前に進み続ける。学生劇団らしさとはそういうものだと思います。でも、ただ走り続けるだけではいけなくて、ちゃんと努力の仕方を考える必要があると思いました。
何度も言ったとは思いますが、僕たち3回生は今公演をもって引退します。これはどうしようもない事実です。「誰かに、何かに甘えることが必ず悪に繋がるわけではない。」。自分一人で抱え込む人が、それを消化しきれない人がいる世界で、甘えは非常に大切なものだと思います。糖分がないと死んじゃいますからね。少し話はそれますが、協力とは自身が受け持っている過剰分の仕事を余力のある人に渡し、効率よく、より良いものを作ることだと思っています。つまり、協力と甘えはよく似ているということです。お互いに協力し合って努力している。この方がより学生団体らしい特徴だと言えませんかね。
僕たち3回生が来年の秋、2020年度卒業公演で戻ってきたときに彼らの形になった月光斜で本当の最期の公演をすることが心から楽しみです。今公演『落涙サーカス』を、そしてこれからの月光斜をよろしくお願い致します。
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劇団月光斜
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